「水底フェスタ」辻村深月(文藝春秋)
何もない山間の村。
唯一の目玉は、日本五大ロックフェスに入るムツシロ・ロック・フェスティバル。
村長の息子・広海は、そのフェスで、村を捨て東京でモデルとなった由貴美と出会う。
広海はたちまち由貴美に虜になる。そして由貴美も・・・。
しかし、彼女が突然帰ってきたのには訳があった。
それは、村に復讐するためだった・・・。

辻村さんらしからぬ作品だな〜、というのが第一印象でした。
ミステリー部分よりも恋愛部分が大きく占めています。
しかしながら、ただ甘い蜜(密…)の味だけでなく、極端に狭い村社会の中での緊迫感のある恋愛描写でした。
広海が由貴美と出会った瞬間から、
「なんだか悪い方向に進みそう〜」と嫌な予感がありました。
私は由貴美には共感することなく、ずっと読み進めていきました。
<街から来た美人には要注意>みたいな…
かといってあの村の体制にも共感できず、同級生の女の子も疎ましく、
広海だけは「違う人間」になってほしい、自由に大きく成長してほしいと、
母親目線で見ていたりしていました。
フェスという開放的な一夜からどんどん水底に追い込まれてゆく感・・・。
相関図における微妙な想像の駆け引きがあり、
結局どうあがいても何も生まれないのかという絶望感もありました。
ただ、最後に見せた広海の行動で、今後どう変わるのか。
彼自身は前に進めるんだろうか・・
心に蓋をして生きて行くのかな。
まだほんの高校生なのに、酷だなあ〜
唯一の目玉は、日本五大ロックフェスに入るムツシロ・ロック・フェスティバル。
村長の息子・広海は、そのフェスで、村を捨て東京でモデルとなった由貴美と出会う。
広海はたちまち由貴美に虜になる。そして由貴美も・・・。
しかし、彼女が突然帰ってきたのには訳があった。
それは、村に復讐するためだった・・・。

辻村さんらしからぬ作品だな〜、というのが第一印象でした。
ミステリー部分よりも恋愛部分が大きく占めています。
しかしながら、ただ甘い蜜(密…)の味だけでなく、極端に狭い村社会の中での緊迫感のある恋愛描写でした。
広海が由貴美と出会った瞬間から、
「なんだか悪い方向に進みそう〜」と嫌な予感がありました。
私は由貴美には共感することなく、ずっと読み進めていきました。
<街から来た美人には要注意>みたいな…
かといってあの村の体制にも共感できず、同級生の女の子も疎ましく、
広海だけは「違う人間」になってほしい、自由に大きく成長してほしいと、
母親目線で見ていたりしていました。
フェスという開放的な一夜からどんどん水底に追い込まれてゆく感・・・。
相関図における微妙な想像の駆け引きがあり、
結局どうあがいても何も生まれないのかという絶望感もありました。
ただ、最後に見せた広海の行動で、今後どう変わるのか。
彼自身は前に進めるんだろうか・・
心に蓋をして生きて行くのかな。
まだほんの高校生なのに、酷だなあ〜
| 本(た行の作家) | 15時28分 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑



ハハ
Mamさん、こんばんは。
広海は、等身大で素直に描かれていて、
さすが辻村さんだなぁと思いました。
思春期の難しい頃を描くのがお上手ですよね。
私はそこに一番共感してしまいました。
><街から来た美人には要注意>みたいな…
ホント!!要注意!!
年頃の息子を持つハハとしては、いただけませんよね〜
母親目線に共感しましたよ!!
| Poke | 2011/11/24 18:44 | URL |